(サブタイトル:【コントロールで勝ちたい!】)
さて、今回は【コントロールを考える:グリクシス】の続編をお送りしたいと思います。
この記事は本来1月にUP予定だったものですので「霊気紛争」もまだ実装されておらず、またメタゲームの様相も現在とは若干異なるところはありますが、調整においては過程も大切かと存じますので、そのようにご覧頂ければと存じます(*_ _)
それでは、始めていきましょう。
◆ サンプルデッキ(ver.2)
φ(-_@) :「『ver.2』」
φ(-_@) :「このデッキは悪くはなかった。しっかりとコントロールにはなっているし、これで組手をやっても60回ぐらいは勝つことができたとは思う。but「いくつかの弱い部分」と「根本的な問題」を抱えていたんだよね」
◆ 弱点
● 《無許可の分解》の不採用
φ(-_@) :「まず、これは明確に構築ミス」
φ(-_@) :「2ターン目の《密輸人の回転翼機》に確実に対処できるカードが《蓄霊稲妻》3枚と色マナの厳しい《本質の摘出》しかなかったし、そもそも黒赤を使えるカラーリングで環境最強除去である《無許可の分解》を入れない理由はない。少なくとも《本質の摘出》よりは絶対優先されるべき、スペックが全然違うでしょ!」
(-ω-●):「なんで入れなかったんだ…」
φ(-_@) :「1枚ぐらいライフゲインがないと怖かった(たぶん)…」
● 《氷の中の存在》
φ(-_@) :「次にこのカードもダメ」
φ(-_@) :「何度も言ってきたけど、フィニッシャーとして信用できない。元々このカードに対処できるカードは多いし、今なら《致命的な一押し》まであるからね。それに《電招の塔》と合わせて都合4枚も「キャストしたターンに何もしない」カードが入っていると、勝負所で引かされて競り負ける場面も多くなってしまう」
φ(-_@) :「というか、『ヤソコン』ベースのデッキを数百戦回して思ったのだけど、Mr.ヤソは本来ビートダウンプレイヤーだし、彼のデッキはコントロールというよりは「コントロールビートダウン」だね」
(*-ω-):「な、なに言ってるんですか!?」
(。-∀-):「ジャッジ! おかしなことを供述している人が!」
φ(-_@) :「彼が《氷の中の存在》を高く評価していた理由が「3回攻撃すれば勝てる」なのだけど、まさにビートダウンの思考だと思わないかい?。「コントロールのフィニッシャーは軽ければ軽いほどいい」というご高察も、こじらせたコントロール使いの考えからすれば「コントロールのフィニッシャーはやられなければやられないほどいい」になるのだよね」
φ(-_@) :「「フルタップしながらミシュラランドで攻撃する」なんてことも、コントロールプレイヤーなら思いついてもやらない。「負けなければ必ず勝てる」がコントロールの信条だからね、選べるなら限りなくリスクが少ない道を選ぶのが卑怯者の性。そもそも、ただ勝つことだけでは飽き足らず「相手の全てを否定して勝つ」ためにコントロールを選んでいるわけで、ほぼほぼ勝利を手中に収めた至福の時間を頓死(※将棋用語=「うっかりミスでの敗北」)で失いたくはない」
(。-∀-):「あ、そういえばMr.ヤソって昔『バーン』使ってた気がするかも」
φ(-_@) :「そう、「GP静岡」でも『マルドゥ機体』を使っていたように彼はビートダウンをさせても上手いんだよね。アグレッシブな『ティムール《電塔》』も元は彼の作品だし、彼の思考には「迅速に決着をつける」意識が常にあると思うんだけど、とはいえ(一手読み間違えたら負けかねない)「光速の寄せで美しく勝つ」みたいなプレイは一部の天才にしかできないから、我々は「愚直に汚らしく」勝ちにいけばいいさ★」
φ(-_@) 「・・・そろそろ本題に戻ろうか」
◆ サンプルデッキ(ver.3)
φ(-_@) :「これが反省を踏まえた『ver.3』」
◆ 変更点
・2《氷の中の存在》 ⇒ 2《手酷い失敗》
・1《本質の摘出》 ⇒ 2《無許可の分解》
・1《分散》
φ(-_@) :「概ね先程の考察通り」
φ(-_@) :「不安定だった《氷の中の存在》を2マナカウンターの《手酷い失敗》にして、《無許可の分解》を採用(枠を空けるために《分散》1枚は泣く泣く諦め)。確かにこれで対アグロへのガードは上がったんだけど、それでもこのデッキの…というより「『グリクシスコントロールの持つ根本的な問題』」は解決できなかったんだよね」
◆ 問題点
● 「コントロール同型に弱い」
φ(-_@) :「『エスパーコントロール』に勝てなかった」
φ(-_@) :「コントロール同型は十中八九PWゲームになるけど、『エスパー』とコントロール同型戦をやらせるとインスタントの除去手段《苦渋の破棄》がある分『エスパー』が有利だったんだよね。かといって『エスパー』と比較して圧倒的にアグロに強いかというとそうでもなく・・・そうなると【コントロールデッキとして存在意義がなかった】んだよ」
(-ω-●):「で、アイデンティティを探しているうちに3月経ってしまったと…」
φ(-_@) :「うむ、でもその甲斐あって満足のいくデッキはできたぞよ?」
(*-ω-):「乞うご期待ですね!」
今回は以上になります。
次回は1本、デッキリストをご紹介致しましょう。
ご覧頂きありがとうございました(*_ _)
百人組手の人
2コメント
2017.02.12 01:20
2017.02.09 11:41