第15回:緑◇ランプ②(結果)

 お待たせしました。

 それでは結果を見ていきましょう。


● 1~25戦

勝率:60%(15勝10敗)


● 26~50戦

勝率:64%(16勝09敗)


● 51~75戦

勝率:56%(14勝11敗)


● 76~100戦

勝率:52%(13勝12敗)


● 通算

勝率       : 58%(58勝42敗)/100戦【完走】

対アグロ     : 44%(20勝25敗)/45戦

対ミッドレンジ  : 56%(14勝10敗)/24戦

対コントロール  : 70%(14勝06敗)/20戦

対ランプ     : 00%(00勝01敗)/01戦

◇先手勝率    : 65%(35勝19敗)/54戦

◇後手勝率    : 50%(23勝23敗)/46戦

(※)マリガン  : 25回(ダブル:05回)


(*-ω-):「なんか、赤いデッキが多かったです・・・」


【 意地は見せるも 】


 勝率58%

 75戦足切り(勝率:60%)を紙一重で通過、完走を果たすことは出来ましたが、その後勝ち星が伸びず「完走60%未満」という何とも言えない結果に。今回の実戦では、

 

 見渡す限りの 赤 赤 赤 ・・・


 何と、脅威の赤率67%

 3回に2回は赤いデッキに当たるわけで、『機体アグロ』『青赤バーン』など、苦手な本体火力を有する速いデッキが多かったのが厳しかったですね。

 

 また、「単純かつ明快」とご紹介していましたが、組手史上でも12を争うプレイが難しいデッキでした。「カウンターがないコントロール」のようなデッキで、一手受け間違えると即敗着に繋がる上に、タイタンまでのマナ計算も求められるため、考えるべきことが多かったです。

 

 1度明確なミス(※後述)を犯しましたが、それ以外にも何度か細かいミスをしていると思われますので、+5戦程度は勝てるかもしれません。(それでも6割前後というのがこのアーキタイプの評価にはなりますが・・・)


 

 ただ、結果は芳しいものではありませんでしたが、完成度は非常に高く、良く考えられたデッキだと感じました(調整期間、どのぐらいだったのでしょうか?)。

 例えば・・・ 

 《末裔招き》は、クリーチャーではなく3・4枚目の《ニッサの巡礼》です。

 

 「ランプ」をプレイされたことがあるプレイヤーならご経験がありませんか?。

 《ニッサの巡礼》をたくさん引いてしまって《森》がなくなったり、マナ加速ばかりでクリーチャーがいない・・・そう、《ニッサの巡礼》4枚はダブつくんですよね。それを回避するための《末裔招き》で、「3マナ⇒5マナのジャンプアップ」は同様ですので良い選択だと思いました。


 《再利用の賢者》⇒《忍び寄るカビ》への変更も良かったですね。

 

 1マナ重たくはなりますが「土地を対象に取ることが出来る」ことはプランの幅を広げ、往年の《ムウォンヴーリーの酸苔》として、相手のマナが止まったところに打ち込んだり、色マナを攻めたりといった用法が可能になります。

 現環境では「土地が破壊される」とはあまり考えませんからね、もちろん本来の用法も併せて全9回の勝因になっています。


 その他にも・・・

 《錬金術師の薬瓶》は、「相手の攻撃を1ターン抑える」「攻撃を通してPWを倒す」といった用法に加え、「マリガンの緩和」としての役割が大きく、


 《タイタンの存在》は想像以上の除去でした。

 

 このカード、追放なので《屑鉄場のたかり屋》はおろか、《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》まで握り潰せるんですよね(。-∀-)b。相当数の無色クリーチャーが投入されておりましたので、運用面でも問題なし。


 特に素晴らしかったのが、《歪める嘆き》です。


φ(-_☆):「1度《異界の進化》を打ち消していたねぇ」

(-ω-●):「それは心折れる…」


 現行メタゲームだと対象範囲が物凄く広いんですよね。

 

 クリーチャーなら『機体アグロ』の《模範的な造り手》《経験豊富な操縦者》、『黒赤吸血鬼』の《ファルケンラスの後継者》《怒り刃の吸血鬼》、『青赤バーン』の《氷の中の存在》《熱錬金術師》。ソーサリーなら《光輝の炎》《衰滅》《次元の激高》に加え、《集団的努力》《棚卸し》《安堵の再会》《集団的抵抗》《気宇壮大》など、打てない時がほとんどありません。

 第6回の時は「2枚に減らしてもいい」とコメントしましたが、現在は3枚でOKでしょう。


 

 また、これら以外にも・・・


・《彼方より》   ⇒《オラン=リーフの廃墟》(毎ターン2/2)

・《彼方より》   ⇒「エルドラージタイタン」⇒《タイタンの存在》

・《作り変えるもの》⇒《州民を滅ぼすもの》


 などなど、随所に細かいギミックが隠されていて、発見するたびに感心していたのですが、これほど完成度の高いデッキでも今回の結果でしたので、これが現状の『ランプ』というアーキタイプの位置付けなのかもしれませんねぇ(-ω-;)


◆ 不定期連載:【今回のプレイミス】


相手  :《領事補佐官》その他  

手札  :《神聖な協力》×1(《難題の予見者》で確認済)

こちら :《絶え間ない飢餓、ウラモグ》・《末裔招き》その他


 この状況で《ウラモグ》と《末裔招き》でアタック!・・・




 

 相手は《領事補佐官》で《末裔招き》をブロック

 

 先制攻撃で倒されたあと⇒《神聖な協力》を打たれ 

 

 《ウラモグ》を失いました(。-∀-);

 

 この時は実戦中やたらと除去をトップされることが多く、《石の宣告》を引かれることがちらついて早期決着を狙った結果の初歩的なミス。このあとのドローが《生命の力、ニッサ》《ムラーサの緑守り》という強力なもので、じっくり戦っていればまず勝てたゲームでしたので、申し訳なかったですね(-ω-;)


 皆さんもお気をつけ下さい(*_ _)


 

 続きまして、アーキタイプ別の戦績です。


● 対アグロ

対アグロ :44%(20勝25敗)


 戦績が伸びなかった1番の要因です。

 構造の限界でアグロのドブンはほぼ受けられません。また、興味深いところで《ゴブリンの栄光追い》から始まる『ゴブリンアグロ』に7回も当たりました。



● 対ミッドレンジ

対ミッドレンジ :56%(14勝10敗)


 半分以上が対『PWS』で8勝6敗です。

 

 もっと有利かと思っていたのですが、そこまでの差はつきませんでした。デッキの最大値はこちらのほうが高いのですが、平均値は相手のほうが高いため、序盤にPWからリードされると間に合わなくなりますね。

 「5.5-4.5」かあっても「6-4」ぐらいだと思いますので予断は許しません。



● 対コントロール

対コントロール  :70%(14勝06敗)


 マストカウンター(※絶対にカウンターしなければならないカード)が多いですし、タイタンは唱えただけで効果を発動するのでオーソドックスな『パーミッション』タイプには有利ですね。

 

 但し、(コントロールに分類するのも少し憚られますが)所謂『ターボフォグ』や『バーン』との複合型の『LO』相手は難しいゲームになりますね。結果は6勝3敗ですが、相手のほうが格段にスペルが軽いですし、最速で《スフィンクスの後見》を貼られた場合は、《忍び寄るカビ》を引くかエルドラージタイタンを間に合わせない限り大体負けです。



● 対ランプ 

対ランプ :00%(00勝01敗)


 今回も1度しか当たりませんでした。

 これまで3回の実戦で4/300。次も同様なら項目削除で良さそうですね。。。


 結果発表は以上です。

 次項で考察していきましょう。


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