それでは、考察を始めていきましょう。
今回は主様から頂いた3点、「マナ加速と除去のバランス」・「《不屈の追跡者》の可否」・「クリーチャー不足」について主に見ていきたいと思います。
◆ 「マナ加速と除去のバランス」
(:特に『ウィニーアグロ』が厳しい)
率直に申し上げて、この点はカラーリングの限界です。
緑◇というカラーリングでは面展開を受けることが難しいため、相性を劇的に改善することはできないと思われます。
ただ1点、検討するとすれば・・・
《コジレックの帰還》をタッチするか?
になりますね。
マナベースとしても、100戦を通じ1度しか変身しなかった《ウェストヴェイルの修道院》を《霊気拠点》に変更し、《燃えがらの林間地》《根縛りの岩山》を加えれば理論上は可能です。
しかしながら、
・ただ1枚のためにマナベースに負担をかける必要性
・そもそも表2点の有効性
・裏5点を打てる状況であればすでに勝っている可能性
等の疑問点があります。
個人的には、割り切ってしまって現在の型を維持したほうが綺麗な気はしますね。
◆ 「《不屈の追跡者》の可否」
ここは簡潔に・・・絶対に必要です。
まず、ランプの負けパターンの1つとして「大量の土地に囲まれながらフィニッシャーを引かない(大地主)」というものがあるのですが、このクリーチャーはそれを緩和させてくれます。さらにそれだけではなく、放っておけば勝手に大きくなるため自身がフィニッシャーになることもできます。
所謂「1枚で勝てる」素晴らしいカードですので、是非入れておきましょう。
◆ 「クリーチャー不足」
従来であれば、
アグロ対策として《森の代言者》や《ラムホルトの平和主義者》をお奨めしたところなのですが・・・先鋒である《密輸人の回転翼機》を止められず、また現行アグロの主力クリーチャーはほとんどパワー3、ですので現在のメタゲームでは有効ではありません。
ですので、こちらも軽量クリーチャーに関しては残念ながら「該当なし」ということになるのですが・・・
大型クリーチャーで1点、ご提案できるところがあります。
3体目のフィニッシャーとして採用されていた《州民を滅ぼすもの》なのですが、勝因となったのは僅かに1回でした。
「面ではなく点で勝負するデッキである」「現出したいクリーチャーが少ない」などが原因にあがると思いますが、合計19回ゲームを決めている2体のエルドラージタイタンと比べれば力不足は明らかで、入れ替えるとすればこちらでしょう。
候補は3体。
もはやお馴染み、説明不要の《忘却蒔き》と《破滅の昇華者》は5点のライフゲインがアグロ対策(特に赤)になります。追放効果の多いデッキですので、運用面でも問題はないでしょう。
この2体に加え・・・
(*-ω-):「この子、やればできる子だと思ってるんですよね~」
今回特にお奨めしたいのが、《終末を招くもの》です。
さながら「PW:エルドラージ」のようなクリーチャーで、3つの能力全てが噛み合っているように思いますし、特に③番目の「カードを引く(◇×4があれば2回)」が回り出せばそれだけでゲームがおわる、「1体で勝てるクリーチャー」ではないでしょうか。
是非1度試してみて頂きたいですね(*-ω-)
今回は以上になります。
ご覧頂きありがとうございました(*_ _)
百人組手の人
2コメント
2016.11.06 14:30
2016.11.06 05:16