コントロールを考える⑨:エスパー(完)

 さて、本日は・・・


 コラムを楽しみにご覧頂いてる方もおられるとのことで、【コントロールを考える】で続けて参りました『エスパーコントロール』(百人組手仕様)をご紹介したいと思います。


φ(-_@) :「それじゃ早速・・・」


◆ デッキリスト(解説用)

φ(-_@) :「赤字はフリースロット」

φ(-_@) :「「カラデシュ」環境が変わるまではこのリストを微調整して使い続けると思うし、明日MDの大会があるとして『エスパー』で出るならこのデッキを使うよ」



 それでは、解説していきましょう。



◆ 除去


・3《神聖な強力》

・3《闇の掌握》

・2《苦渋の破棄》

・2《衰滅》



φ(-_@):「まぁ無難な選択だよね」

φ(-_@):「最高の除去である《闇の掌握》、最強の除去である《苦渋の破棄》を上限まで。2枚の《衰滅》はコントロールの嗜み、全体除去が1枚もないとさすがに厳しい」


(*-ω-):「《神聖な協力》が3枚なのはどうしてなんですか?」

φ(-_@):「アグロメタだね。実戦データでは5割以上がアグロだし、プレイしていてもダメ押しの4点ライフゲインが欲しいと思った場面は多かった」



◆ ドロー


・3《時間の把握》

・2《骨読み》

・3《天才の片鱗》



φ(-_@):「3枚ずつの《時間の把握》《天才の片鱗》は説明不要だね」


(-ω-●):「2枚の《骨読み》は…?」

φ(-_@):「追加のドローが欲しくてね。この前プレイした時の感触も良かったし、始めは3枚にしていたのだけど、少しダブついていたから2枚に。序盤に1枚とあとは適当なところで引けたらいいし引けなくてもいい」



◆ カウンター


・2《風への散乱》

・3《集中破り》

・1《呪文萎れ》

・1《疑惑の裏付け》



φ(-_@):「まずMDで最も頼りになるカウンター、《風への散乱》と《集中破り》を上限まで」


φ(-_@):「1枚挿しの《呪文萎れ》は「カウンターを7枚確保したかった」&「3ターン目に使えるカウンターが欲しかった」という2点を満たす1枚。後半はほとんど捨て札になるから多くは投入したくないけど、1枚ぐらいなら問題ない」


φ(-_@):「同じく1枚挿しの《疑惑の裏付け》はマイフェイバリット。重いから多くは入れられないけど、「最後のカウンター」枠かつ「最後のドロー」枠を1枚で兼ねることができる良いカードだよ」

φ(-_@):「「《天才の片鱗》&《奔流の機械巨人》」パッケージが有名だけど、「《疑惑の裏付け》&《奔流の機械巨人》」も負けず劣らず強力(無慈悲)なコンビネーションだしね」



◆ フィニッシャー


・1《最後の望み、リリアナ》

・1《秘密の解明者、ジェイス》

・1《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》

・1《奔流の機械巨人》

・1《死の宿敵、ソリン》



φ(-_@):「この5枚がコア5」

φ(-_@):「この5枚は必要だと思うしこの5枚以上は必要だとは思わない」


φ(-_@):「《ジェイス》《ニクシリス》《ソリン》が戦略の要だね。①彼らを出せるようになるまで耐える⇒②彼らを守りながらカードを引き続ける⇒③ゲームに勝てる」


φ(-_@):「《リリアナ》と《奔流の機械巨人》は、言うなればサブプラン。PWパターンに持ち込めなくても、《天才の片鱗》⇒《奔流の機械巨人》⇒《リリアナ》⇒(再)と繋げば大体勝っている。+「3T:死の宣告」&奥義の付録付き」



◆ フリー


・1《非実体化》

・1《分散》

・1《空鯨捕りの一撃》

・1《本質の摘出》



φ(-_@):「最後の4枚はフリースロット(※自由枠)」

φ(-_@):「この枠は好きなカードを入れればいいけど、マナコストには注意すること。例えば《次元の激高》みたいな重いカードばかり入れてしまうと、身動きが取れなくなって負ける危険が増える。枚数的には軽量除去を2枚以上確保しておくことが望ましいかな」


φ(-_@):「バウンス1枚は絶対欲しかったのだけど、枠があったので《非実体化》と《分散》を1枚ずつに。《分散》のほうが嵌まりパターンの受けは広いけど、《非実体化》があれば「7マナのPW仕掛け」が可能になるから、詰めろを1ターン速くかけられるようになる」

φ(-_@):「手札のマイナス分は豊富なドローでカバーできるし、サブプランーβにもなるからね。《天才の片鱗》⇒《奔流の機械巨人》⇒バウンス⇒(再)でも大体勝ち」



(*-ω-):「《空鯨捕りの一撃》と《本質の摘出》に分かれているのはなぜですか?」

φ(-_@):「始めはアグロメタで《本質の摘出》を2枚にしていたのだけど、《森の代言者》が鬱陶しかったので1枚を《空鯨捕りの一撃》に。《奔流の機械巨人》のフラッシュバック用に散らしておくのも悪くないしね」



◆ 土地


・1《平地》

・4《島》

・5《沼》

・2《乱脈な気孔》

・2《窪み渓谷》

・2《大草原の川》

・2《水没した地下墓地》

・2《孤立した礼拝堂》

・2《氷河の城砦》

・4《進化する未開地》



φ(-_@):「マナソースは、(白)13・(青)16・(黒)17」

φ(-_@):「欲を言えば黒マナソースがもう1枚欲しかったのだけど、これ以上タップインランドを増やしたくないし、回してみた感じ問題なさそうだったのでコレで」


(。-∀-):「テキトー!」



φ(-_@):「それじゃ最後に正式版を・・・」



◆ デッキリスト



(*-ω-):「このデッキをプレイする際に、気をつけることはありますか?」


φ(-_@):「そうだね、まずは・・・何度も繰り返しているけど「ドローPWをいかに出しいかに守るか」を第一に考えること。『エスパー』の戦略はそれが全てだと思っているし、そのようにつくっているよ」


φ(-_@):「あとは、ドローが多くて勝ち手段が少ない『ヘビーコントロール』だから、カードを引き過ぎないようにすること。気持ち良くなって引き続けていると手札が溢れるし、最悪の場合相手を倒す前に自分のライブラリーがなくなって負けるからね」


φ(-_@):「以上だね、では・・・」


φ(-_★):「良きコントロールライフを」


 ご覧頂きありがとうございました(*_ _)

百人組手の人

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