(サブタイトル:【コントロールで勝ちたい!】)
さて、前回は趣向満載の『エルドラージコントロール』を製作致しましたね。
今回はその結果発表と考察になります。
● 1~25戦
勝率:72%(18勝07敗)
● 26~50戦
勝率:56%(14勝11敗)
● 51~75戦
勝率:60%(15勝10敗)
● 76~100戦
勝率:60%(15勝10敗)
● 通算
勝率 : 62%(62勝38敗)/100戦
対アグロ : 52%(24勝22敗)/46戦
対ミッドレンジ : 72%(23勝09敗)/32戦
対コントロール : 71%(12勝05敗)/17戦
対ランプ : 60%(03勝02敗)/05戦
◇先手勝率 : 63%(31勝18敗)/49戦
◇後手勝率 : 61%(31勝20敗)/51戦
φ(-_@):「想定以上だったね」
φ(-_@):「それじゃ考察していくけど・・・」
(*-ω-):「もう1度デッキリストを添付、ですね!」
◆ デッキリスト
(*-ω-):「赤字が今回の注目カードですよ」
◆ 総評
φ(-_@):「とりあえず、開幕からコントロールミラーの大長期戦×2で疲れたよ」
φ(-_@):「1戦目はこちらの山札残り2枚で《ウェストヴェイルの修道院》のトークンが削り切って勝ったけど、2戦目は相手の山札残り4枚で《乱脈な気孔》を止められずに負けた」
(-ω-●):「お疲れ様…」
φ(-_@):「結果には結構満足しているね」
φ(-_@):「正直もっと負けると思っていたし、勝因としても《終末を招くもの》17回・《荒廃を招くもの》9回・《絶え間ない飢餓、ウラモグ》11回・《不敬の皇子、オーメンダール》が6回に対して、定番の《奔流の機械巨人》は5回と少ない。これはコンセプトがしっかり機能していたということだからね」
◆ アーキタイプ別分析
● 対アグロ
対アグロ: 52%(24勝22敗)
φ(-_@):「わかってはいたけど厳しかったね」
φ(-_@):「除去が薄いカラーリングだし、全体除去がないデッキだから高速で横に並べられると対処しきれない。もちろんブン回りは受けられないから、7回ぐらいは何もできず負けたね」
(。-∀-):「でも『機体アグロ』にも『赤緑エナジー』にも勝ち越してるじゃん!?(それぞれ8勝5敗・5勝3敗)」
φ(-_@):「ノン! 内容欄の「残り1点」「残り2点」という記述の多さを見てくれたまえ。なんとかギリギリ耐え切って勝ちを拾っていただけで、この数字が逆転していてもおかしくはない。1手受け間違ったら負けるシビアなゲームが多くて心臓に悪かったよ」
● 対ミッドレンジ
対ミッドレンジ: 72%(23勝09敗)
φ(-_@):「これだけカウンターがある(限定込14枚)と安心感があったね」
φ(-_@):「《歪める嘆き》も結構刺さっていたし、《ウラモグ》まで辿り着けば大体勝てる。相手の《コジレック》《ウラモグ》と相対して凄絶な撃ち合いになるゲームも何度かあって、ハイライトは相手の《ウラモグ》⇒《タイタンの存在》(《ウラモグ》を公開)で握り潰した53戦目だね」
(-ω-●):「それは相手の心も握り潰されただろうね…」
● 対コントロール
対コントロール: 71%(12勝05敗)
(*-ω-):「勝ち越しですね!」
φ(-_@):「そりゃ伊達に1000戦近くコントロールプレイしていないからね」
φ(-_@):「・・・と言いたいところだけど、実際は、①こちらは相手の動きが大体読めるけど、相手はこちらの動きが読めない、②カウンターの枚数が多い、③《ウラモグ》という明確なゴールがある、こんなところが理由だろうね」
φ(-_@):「それじゃ、次に今回使用したカードの考察に入ろうか」
◆ 使用カード考察
・《歪みの予見者》:〇
φ(-_@):「誰も使っていないカードとしては上出来」
φ(-_@):「一応除去されなければ1枚でゲームに勝てるし、十分使用には耐える。まぁ大抵除去されるのだけど、コイツが必死に除去を打たれる様は《さまようもの》を彷彿とさせたね(※)。何枚も引きたいカードではないから今回の2枚が適量だったけど、1マナクリーチャーには非常に珍しく、後半に引いてもげんなりしないところは◎」
(※)《さまようもの》
ご覧の通り、何の能力もないただの1/1クリーチャー。
その哀愁漂う姿とフレーバーテキストからコアなファンが存在し、”奇才デッキデザイナー”浅原晃氏がバベルデッキ『The One』にこのカードを投入、「The Finals05」においてトップ8に入賞するとともに「《さまようもの》1体のためだけに全体除去を打たれる」という快挙を成し遂げる。
・《荒廃を招くもの》:〇
φ(-_@):「このカードも良かったね」
φ(-_@):「昇華さえ達成できればちょっとした《墓後家蜘蛛、イシュカナ》だからね、弱いはずがない。ただ5マナで《荒廃を招くもの》昇華⇒次のターンセットランドで9マナだから、《ウラモグ》最速召喚まであと1マナ足りないところが惜しい、それでも十分強力だけどね」
・《終末を招くもの》:☆彡
φ(-_★):「ブッコワレ」
(。-∀-):「!?」
φ(-_@):「このカードはヤバい」
φ(-_@):「まさしくPWクラスだね、さすがMTGレガシーのトップメタ『エルドラージ』のサイドボードにも投入されるだけのことはある。やろうと思えば2枚追加で引けるし、「機体アグロ』のクリーチャーを全て撃ち落としたり、《ウラモグ》を寝かし続けて勝ったり…ゲームコントロール能力が凄まじい」
φ(-_@):「6マナが重いと思って1枚にしていたけど、さらに重い《ウラモグ》を入れるならこのカードを2枚にしても良かったかもしれないね。このクリーチャーが回り出すと名前の通りゲームの終末を迎えることになるよ」
・《ガイアー岬の療養所》:〇
φ(-_@):「1枚挿しの土地カードとしては悪くなかったね」
φ(-_@):「用法は大体こんな感じ」
・有利な時:起動しない
・不利な時:起動する
φ(-_@):「有利な時は状況を固定したいので起動せず、不利な時は打開できるカードを探しにいくために起動すればいいんじゃないかな。あとは次のターンに置く追加の土地を1枚探したい時とか・・・あ、相手の手札にカードが1枚もなかったら容赦なく起動すればいいよ」
φ(-_@):「最後にもう1枚ピックアップしておこうか」
・《手酷い失敗》:〇
φ(-_@):「【コントロールを考える:グリクシス】回でそこそこという評価をしたカードだけど、今回の実戦ではかなり良かったね」
(*-ω-):「評価UPの理由はなんですか?」
φ(-_@):「除去が弱いデッキだったからね、一気に展開されるとそのまま負けるのだけど、後手2ターン目(相手の先手3ターン目)を受けられるのが大きかった。実質2マナの除去的な働きをしていたし、射程も結構広いから中盤以降も無駄になることが少ない。読まれることはまずないから、2マナだけ浮かせて重要なカードを誘い出すプレイもできるし、他のコントロールでも投入余地があるかもしれない」
それでは、今回の結論は?・・・
φ(-_@):「【可能性あり】」
φ(-_@):「適当な形でも60%は勝てたわけだし、特に《終末を招くもの》は本当に強かった。ただ、青◇というカラーリングだと除去の絶対数が足りていないから、コントロールとしては相当シビアなゲームを強いられる。最終型を目指すなら、何か他の色を足す・別のアーキタイプを試す、などの試行錯誤は必要だろうね。まぁその辺は・・・」
φ(-_★):「MDのデッキデザイナー達に託すとするよ」
「エルドラージ」好きな方、頑張って構築してみませんか?
それでは、ご覧頂きありがとうございました(*_ _)
百人組手の人
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