お待たせしました。
それでは結果を見ていきましょう。
● 1~25戦
勝率:52%(13勝12敗)
● 26~50戦
勝率:68%(17勝08敗)
● 51~75戦
勝率:64%(16勝09敗)
● 76~100戦
勝率:56%(14勝11敗)
● 通算
勝率 : 60%(60勝40敗)/100戦【完走】
対アグロ : 61%(28勝18敗)/46戦
対ミッドレンジ : 59%(17勝12敗)/29戦
対コントロール : 57%(13勝10敗)/23戦
対ランプ :100%(02勝00敗)/02戦
◇先手勝率 : 57%(27勝20敗)/47戦
◇後手勝率 : 62%(33勝20敗)/53戦
(*-ω-):「攻める手段が少なかったですかね~」
【 バント三代 】
勝率60%。
「初代」「二代」に続く好成績が期待された『三代目バントアグロ』でしたが、第一関門は13勝12敗というほぼ五分の成績。いきなり暗雲が立ち込め始め、その後も劇的な勝率向上は見られず途中終了まで危惧された中、それでも何とか意地を見せ完走だけは果たすことができました。
紹介でお話していた通り、このデッキは『バントアグロ』というよりは「『白青フラッシュ』+緑」に近く、『バント』と『フラッシュ』を足して2で割った結果、双方の長所が半減し勝率が10%ほど下がってしまった、という皮肉な結末になってしまいましたね(-ω-;)
最注目の《濃霧》の勝因回数は9回。
4枚入っているとプランとして考えることができますので「複数の《濃霧》を連打してその間にビートダウンする」という言わばノーガード戦法のような展開で勝ったゲームも何戦かありました。
しかしながら・・・評価としては疑問符です。
まず、最も有効であるはずの「対アグロ」戦績が61%と平凡な成績であり、圧倒的優勢を誇示していた「対ミッドレンジ」「対コントロール」戦績は大幅に下降、=《濃霧》を入れるメリットよりもデメリットのほうが遥かに大きいということです。
次に、「してやったり」感が非常に強いカードでありますので巧く嵌った時の印象が残りやすいのですが、実はそれ以上に「《濃霧》が手札にあったせいで攻め切れなかった」「《濃霧》が別のカードであればもっと楽に勝っていた」というケースのほうが多いのですよね。
以上から、やはり「戦略と逆行する《濃霧》はアグロデッキには投入するべきではない」というのが百人組手の見解となりますが・・・
一応「《濃霧》戦略」を肯定していたのが《密輸人の回転翼機》です。
このカードがあれば必要ない《濃霧》を新しいカードに変換することができますし、「飛行3点クロック」というのは打点の乏しいこのデッキにとっては大エースと言える存在でした。(逆に申し上げれば《密輸人の回転翼機》依存ということにもなるのですけどね)
・「2T:コプター」
・《無私の霊魂》⇒《異端聖戦士、サリア》or《呪文捕らえ》
以上がこのデッキの「勝てるアクション」で、特に「2ターン目に《密輸人の回転翼機》を出せるかどうか」は大きく勝敗に関わっていたように思います。やはり色々とおかしいですよね、このカード(-ω-;)
残る2枚の注目カード、《月への封印》《激変の機械巨人》ですが・・・やはりどちらも芳しいものではありませんでした。
《月への封印》は、まず「機体を対象に取れない」というのが痛いですね。
一応PWその他ボムへの対策にはなっているのですが、破壊されると目も当てられない事態になりますので除去としての信頼性は低いと感じました。もう1つの用法と致しまして、クロック戦略の補完として「土地を対象にして色マナを縛る」プレイをすることも多かったですね。何度かそれが決め手になったこともありました。
《激変の機械巨人》は、「生贄対象を相手が選ぶ」やはりこれが全てですね。
1度だけ、「対『ソプター』相手に登場して相手の戦線を崩壊⇒再展開されるも《本質の変転》から再登場させて勝ち」というゴッドムーブがありましたが、通常であれば《新緑の機械巨人》のほうが2倍以上強いでしょう。
それでは、アーキタイプ別分析を見ていきます。
● 対アグロ
対アグロ: 61%(28勝18敗)
《濃霧》を筆頭に多数のバットリを擁しておりましたが、勝率の改善は見られずむしろ若干下方という結果になりました。アグロへのメタカードである《濃霧》を4枚搭載してこの結果ですので、やはり《濃霧》は懐疑的と言わざるを得ないでしょうか。やっていることはカードを1枚捨てての延命に過ぎませんので、「《濃霧》を連打して粘るもそのままジリ貧」というゲームも多かったですね。
● 対ミッドレンジ
対ミッドレンジ: 59%(17勝12敗)
上得意であったミッドレンジへの勝率も下がっています。
当たり前と言えば当たり前なのですが、バットリを追加した分プレッシャーをかけるクリーチャーが減っておりますので、中速以降のデッキへのガードは下がってしまいますね。
● 対コントロール
対コントロール: 57%(13勝10敗)
こちらはもう顕著ですね。
今回はやたらとコントロールに当たったのですが(23回)、《濃霧》は完全に無駄カードになりますし、クロックが弱い分攻め切ることができずに易々と制圧を許してしまいますので、圧倒的有利⇒ほとんどイーブンまで相性が戻っています。
結果発表は以上です。
次項で考察していきましょう。
百人組手の人
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