第5回:4CPWS

 それでは第5回、はじめていきましょう。

 まずはデッキリストから…



● 主様体感勝率 :60%前後

● 主様依頼データ:「特になし」

● 主様コメント :「【赤系アグロ】【ランプ】が苦手」


(※)デッキリスト

再現しやすいよう、「種類ごと」ではなく「色ごと」に分けてあります。



- 所感 -

(*-ω-):「PWがたくさん!」
φ(-_☆):「そりゃそういうデッキだからね」


 6月付のメタゲーム分析で「トップメタ」に位置付けた【プレインズウォーカーズ】です。緑をベースとした白黒赤緑の4色構成ですので、各色の強力カード&回答の少ないデュエルズ界では特に強力なPWを数多く採用できるようになっています。フル投入された《次元の激高》《衰滅》《光輝の炎》といった「全体除去でコントロール⇒PWで制圧する」という流れが主戦略になるでしょう。

 「環境最強」と目されるその力を存分に発揮することはできるのでしょうか!?



- 特徴 -

(1)PW

1《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》

1《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》

1《炎呼び、チャンドラ》

1《巨森の予見者、ニッサ》

1《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》

1《死の宿敵、ソリン》

1《先駆ける者、ナヒリ》

-PW(7)-


(。-∀-):「《チャンドラ》!《チャンドラ》!!」

(*-ω-):「《ニッサ》、強いですよ!?(両方)」

(-ω-●):「《ニクシリス》閣下が最強だよ…」

φ(-_☆):「私は《ソリン》か《ナヒリ》かな」


 最大の特徴は言わずもがな、こちらでしょう。

 デッキ名の由来にもなっているPWが豪華7人も投入されています。それぞれ1枚でもゲームを決められる力を持っているカード達ですので、複数枚着地した時の制圧力は環境随一。彼(彼女)らが動き始めればゲームエンドはすぐにやってくるはずです。



(2)全体除去

2《次元の激高》

2《衰滅》

2《光輝の炎》

-全体除去(6)-


(-ω-●):「全体除去多いな…」

(*-ω-):「【アグロ】には負けません!」


 環境を代表する全体除去が6枚も投入されています。

 これにより「クリーチャーを捌く⇒PWへ繋げる」という動きを確実なものにすることを狙い、必然クリーチャービートデッキである【アグロ】への耐性も期待できるでしょう。特に実直な攻めを信条とする【白系アグロ】には優位に戦えるのではないでしょうか。



(3)《ニッサの誓い》

 

 今回の注目カードです。

 【多色PW】にはこの1枚といったカードで、序盤では必要な土地を探しつつ中盤以降にはクリーチャーやPWの補充を狙える…といういつ引いても活躍が期待できるナイスカード(。-∀-)b。「PWを好きな色マナで出せるようになる」点もポイントが高く、MTG界でも「赤マナを一切使用せず《ニッサの誓い》のサポートだけで《炎呼び、チャンドラ》を出す」、Raphael Levy選手の掟破りのデッキ構築(GPマンチェスター2016優勝)は記憶に新しいですね(。-∀-)



- 懸念 -

(1)PWへの依存


(*-ω-):「あれ? PWが強みだったんじゃないんですか?」

φ(-_☆):「長所は短所でもあるんだよ」   


 強力な力を持つPW達ですが、デッキの核となる存在だけに「引けなかった場合」には懸念が残り、ボードを支えるカードも少ないため「PWに直接攻撃され倒されてしまう」危険をはらんでいます。また、皮肉なことに総じて「【PWS】はPWに弱い」ために、相手PWには苦戦するかもしれません。



(2)マナベース

4《森のレインジャー》

0《進化する未開地》


(*-ω-):「多色で《進化する未開地》を使わないのは珍しいですね」

φ(-_☆):「そうだね、吉と出るか凶と出るか」


 多色デッキになりますので、「マナベース」には一定の不安がつきまといます。

 特にこのデッキはダブルシンボルを要求するカードも多く投入されていますので、いわゆる「色マナスクリュー」の状態に陥ってしまう可能性はあります。また、注目のポイントとしてマナベースサポートに多色御用達の《進化する未開地》ではなく《森のレインジャー》が投入されていることでしょう。それがどのような影響をもたらすのか、興味深いところですね。


φ(-_☆):「ま、頑張るんだね。緑担当?」

(*-ω-):「もちろん!」 


 …初見と致しましてはこのぐらいで。

 それでは結果をお待ち下さいませ(*_ _)


百人組手の人

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