お待たせしました。
それでは結果を見ていきましょう。
(※)デッキリストにつきましてはこちら
- 対戦Report -
今回は「より後ろ向きにプレイすること」を意識しました。
「《ウルヴェンワルドの謎》《タミヨウの日誌》コンボ」を決めることがデッキの主眼でしょうし、ハンドアドバンテージはゲームが長引けば長引くほど活きて来るものです。「泥試合上等」…そのような覚悟を持って臨みました。
目標は「《永代巡礼者、アイリ》の能力を起動すること」ですね(*-ω-)
● 1~25戦
初戦を勝利した続く第2戦、ここで早くも死闘が待っていました。
対【PWS】を操る相手に《タミヨウの日誌》を2冊とも割られ、クリーチャーを展開しようにも《次元の激高》を2度打たれるという嫌な展開。それでも《ムラーサの胎動》×2で粘り、なんとか均衡を維持します。
そのままお互いに除去を打ち合う展開が続き数十分が経過・・・。
ブルボン社のココナッツミルク(※オススメです)がなくなりかけた頃、ついにPWに押され始めますが、こちらには彼女がいました。
中盤までの攻防で育ちに育った《種子の守護者》を生贄に捧げ《アイリ》の「ライフ30点」ノルマとともに早くも実戦前の目標を達成、必殺技を発動し相手PWを追放。除去を受けますが、ここで長い長い熱戦に終止符を打つ《末永く》!
残りライブラリー10枚、1時間にも及ぶ熱戦でした。
その後もデッキは粘り強さを発揮、第21戦・第22戦では【白青アグロ】【黒赤吸血鬼】を相手に残り数点まで追いつめられますがライフゲインからギリギリ凌ぎ逆転し、こういった「負けにくさ」は黒緑の長所の1つですね。
最終第25戦でお互いに《ウェストヴェイルの修道院》がある状態で《不敬の皇子、オーメンダール》合戦を誘い、狙い通り《苦渋の破棄》で一方的に除去するも、あと1回攻撃できればというところで10/10《ウルヴェンワルドのハイドラ》に行く手を阻まれ逆転される、という手酷い敗北を喫しますが…
それでも16勝09敗で無事第1関門を通過。
● 26~50戦
第27戦で対戦相手が「自身の《冒涜の悪魔》に削られ続ける」、という悲惨な裏切りを目撃しながら順調に勝ち星を重ねます。
特に《アイリ》の活躍ぶりは素晴らしく…
第38戦では【黒赤吸血鬼】を相手に《ステンシア仮面舞踏会》を2枚貼られ完全に敗勢の中、《ウルヴェンワルドのハイドラ》を生贄に「手掛かりコンボ」までの時間を稼ぎ、《タミヨウの日誌》⇒《末永く》で大逆転というこのデッキの理想を実現。
第45戦でも《ギトラグの怪物》が《反逆の行動》×2され窮地の中舞い降りライフゲイン⇒PWへと繋げるなど、序盤~終盤への橋渡しとして重要な役割を演じます。
そんな彼女の活躍もあり第2関門は17勝08敗、危なげなく第3関門へ。
● 51~75戦
さて第3関門ですが、ここに来てある問題が顔を出し始め…いえ薄々感じてはいたのですが見て見ぬふりをしてきた問題についに直面します。
(-ω-●):「「手掛かり」コンボ、いらないかも…」
そう、実はこれまでの勝利のうちの大半がPWかクリーチャーでの制圧勝ちで、「手掛かりコンボ」が勝因になったことが少なかったのです。それだけなら良いのですが、序盤に固め引きさせられると苦しく、第3関門の序盤ではそれが原因で3敗を喫してしまいます。
というわけでここで方針転換。「手掛かりコンボ」(長期戦)に特にこだわらず、王道の【黒緑ミッドレンジ】の動き「除去&パワー」を最優先に考えていくことにします。
それが功を奏したかどうかはわかりませんが、(※)第70戦でやらかすものの終盤挽回して15勝10敗で最終第4関門へと向かいます。
● 76戦~100戦
するとここに来て嘘のように「手掛かりコンボ」が回転。
序盤の数戦を「手掛かりコンボ」で奪取する中、ここでも魅せたのはやはり彼女でした。
第80戦【ランプ】戦。マナ加速から《絶え間ない飢餓、ウラモグ》に降臨され、次のターンにはライブラリー20枚を消し飛ばされながら《大いなる歪み、コジレック》まで御登場と窮地に陥ります。しかしこちらには・・・
(。-∀-):「《アイリ》ー!!」
(-ω-●):「『様』を付けるのを忘れてるぞ…」
生き残ったクリーチャーを生贄に捧げ能力発動条件を達成⇒2大エルドラージを次元の彼方へ!。引いてきた《末永く》によりLOの心配もなくなったため、あとはゆっくりと制圧して逆転勝利を収めました。
その後も大崩れすることなく百人組手を完走。
第4関門は16勝09敗、通算成績は64勝36敗でした。
(※)本日の教訓:「第70戦のやらかし」
《異端の癒し手、リリアナ》《進化の飛躍》とある状況。「とりあえず変身させておくか」と《種子の守護者》を生贄に《進化の飛躍》を起動したのですが・・・
(-ω-●):「あ…」
追放される《種子の守護者》、生み出されるゾンビトークン…。
そう、相手がコントロールしていた《ゲトの裏切り者、カリタス》の能力。
● 「クリーチャーが1体死亡するなら、代わりにそのカードを追放し…」
もちろん《カリタス》の能力は知っていたのですが、《リリアナ》を変身させ《種子の守護者》もトークンになって帰ってくるというおいしい状況に思わず打ってしまったミスでした。
φ(-_☆):「プレイする前に再確認する癖をつけよう」
(-ω-●):「負けなくて良かった…」
- 戦績 -
● 1~25戦
勝率:64%(16勝09敗)
● 26~50戦
勝率:68%(17勝08敗)
● 51~75戦
勝率:60%(15勝10敗)
● 76~100戦
勝率:64%(16勝09敗)
● 通算
勝率 :64%(64勝36敗)/100戦
対アグロ :69%(22勝10敗)/32戦
対ミッドレンジ :53%(18勝16敗)/34戦
対ランプ :68%(12勝07敗)/19戦
対コントロール :87%(12勝03敗)/15戦
◇先手勝率 :67%(31勝15敗)/46戦
◇後手勝率 :61%(33勝21敗)/54戦
(※)マリガン :33回(39回)
(*-ω-):「やった!」
(-ω-●):「長期戦が多くて疲れたよ…」
(。-∀-):「お疲れさま!」
- 総括 -
【 安定の黒緑 されど・・・ 】
勝率64%。
実は【黒緑系ミッドレンジ】は百人組手で500戦近くプレイしており、対戦相手としても見る機会が多い印象。何れの関門でも一定以上の成績を残し、大きな連敗もないという安定感は、常に一定以上の使用者数を確保する【黒緑系ミッドレンジ】というアーキタイプの根強い人気を裏付ける結果となりました。
しかしながら、決まれば強力な「手掛かりコンボ」なのですが、勝因となったのは全体の10%程、またそれと同じぐらい「手掛かりコンボ」が原因で敗れており、《ウルヴェンワルドの謎》《タミヨウの日誌》については懐疑的な結果となりました。理由はいくつかありますのでまた考察のほうで詳しくお話ししたいと思います。
興味深いのは個別戦績で、第2回【白黒緑ミッドレンジ】と比較するとよくわかるのですが、
● 対アグロ :69%(83%)
● 対ミッドレンジ :53%(65%)
● 対ランプ :68%(50%)
● 対コントロール :87%(20%)
太字が今回の【調査型】、( )内が第2回の【除去偏重型】です。
除去というボードコントロール要素が減ったことにより【アグロ】と【ミッドレンジ】の勝率は下がっていますが、「手掛かり」というアドバンテージ要素が増えたことにより長期戦には強くなりましたので【ランプ】と【コントロール】の相性差はかなり改善されています。
特にほぼ無駄カードだった除去がアドバンテージ源に変わった対【コントロール】戦は勝率約4倍!と劇的な変化が出ており、同じ【黒緑系ミッドレンジ】でも構築次第でデッキ相性が全然違ったものになっています。
構築とは面白いものですね(。-∀-)
次項でより詳しく見ていきたいと思います。
(次へ続く…)
百人組手の人
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