メタゲーム分析(2016.10月付)

 さて、MTG界では「プロツアーカラデシュ」を終えたところ(八十岡選手おめでとうございます(*-ω-)!)といった具合でございますが、まずはMD界でのメタゲームを見ていきましょう。



◆【アグロ】

・白赤「機体」

・黒赤「機体」


 全てはここから始まった…メタの最有力デッキですね。

 「カラデシュ」から登場した「機体」と優秀な小型クリーチャーでビートダウンを目指します。「なぜタフネスまで3あるのか?」「なぜブロックした時もルーターするのか?」といった疑問(批難?)の声多数の《密輸人の回転翼機》や「黒塗りのベンツ」こと《高速警備車》が中心となりますが、さらにもう1体・・・

 《屑鉄場のたかり屋》、倒しても倒しても墓地から蘇ってくるこのクリーチャーの存在がデッキに粘り強さをもたらしています。特に対【コントロール】戦ではこのカードを引けるかどうかが1つの分水嶺になるでしょう。



◆【ミッドレンジ】

・緑多色「PWS」

その他


 前環境におけるメタの中心デッキ。

 今環境では「機体」がデッキの構造に突き刺さるためやや向かい風となってはいますが、豊富な除去による受け、優秀なクリーチャーとPWによる攻め、と【アグロ】【コントロール】両面においてそこまで苦手なデッキが少ないのが1番の強みでしょうか。

 カラデシュからは・・・

 《反逆の先導者、チャンドラ》、《生命の力、ニッサ》という強力なPWが鳴り物入りでやって来た!・・・はずだったのですが、現在のところ下馬評ほどの活躍は出来ていない印象です。


 また、バリエーションが多く見られるのがこのアーキタイプで、「PWS」以外にも「黒緑昂揚」・「青緑現出」・「青黒赤ドレッジ」「白青緑ブリンク」・「無色《金属製の巨象》」などなど、様々なデッキが生息しています。



◆【ランプ】

・赤緑

・白緑


 前前環境に最強と目されたデッキです。

 ですが、先のアップデートでデッキの軸であった《門を這う蔦》・《ムウォンヴーリーの酸苔》を失って以降、イニストラードでは《約束された終末、エムラクール》は訪れず、そしてカラデシュで得たものも少ない、とこれといった収穫がありませんでした。

 対戦する頻度としても少なくなった印象ですね。



◆【コントロール】

・白青黒

・白青赤

・青赤黒


 MD界では逆境と言われていたアーキタイプです。

 しかし、「コントロールフリーク」はどの次元にもいるもの・・・不遇の時代でも根強い人気がありまして、またカラデシュから強力なカードを(2枚も!)獲得しました。

 《天才の片鱗》と《奔流の機械巨人》。

 前者はコントロールが待ち望んだ強力なドローをもたらすスペル、後者はフィニッシャーとアドバンテージを兼ねる破格のクリーチャー、さらにこの2枚はパッケージにもなっています。

 プロツアー決勝ラウンドでの見事な戦いぶりを見て滾ったプレイヤーも多いのでしょう(ええ、私もその1人です(。-∀-)b)、今後も上昇気配が感じられるアーキタイプではないでしょうか。



 以上、簡単にですがメタゲーム分析を行いました。

 次回は、まずはここからと申しますか、仮想敵1番手の「機体アグロ」を取り上げたいと思います。


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