第13回:黒赤機体③(考察)

 それでは、考察を始めていきましょう。

 主様より「マナベース」「1マナスペルの可否」についてご依頼を頂いておりましたので、そちらを重点的に見ていきます。



◆ 「マナベース」


 色事故の回数は18回(黒:12・赤:6)。

 正直なところ、開始前はもう少し事故が起こると思っていたのですが、4枚投入されていた《燃え殻の痩せ地》が上手くサポートしていたようです。しかしながら、約5回に1回は打ちたい時に打てない状況があったということですので、改善を考えてみましょう。


 = 無色土地の配分ということになるのですが・・・

 まず、《ハンウィアーの要塞》はほとんど起動しませんでした。元々《飛行機械技師》や《高速警備車》など速攻を持つカードが多いですし、マナに余裕のあるデッキでもないので、抜いてしまって問題ないでしょう。


 次いで、《ウェストヴェイルの修道院》と《発明博覧会》ですが、起動したのは合計9回、《修道院》が7回、《発明博覧会》が2回です。

 この数字に加え、①《修道院》はクリーチャーのタイプを問わないこと、②起動⇒即勝利に繋がる可能性のある《修道院》に対して《発明博覧会》はサーチからのタイムラグがありこれだけで勝てるわけでもないこと、③(細かい点ですが)《発明博覧会》は伝説の土地であるためにマナスクリューの危険が僅かにあること、以上を踏まえますと《修道院》に軍配があがり、

 他に検討されていた《領事の鋳造所》と比較致しましても、後半に1/1飛行機械トークンが2体出て来たとしても盤面に及ぼす影響は薄く、絶大かつ劇的な効果をもたらす可能性のある《修道院》には及ばないでしょう。

 従って、最優先で残すべきは《ウェストヴェイルの修道院》2枚ということになります。


 

 さらにもう1つご提案と致しまして・・・

 より事故が多かった黒の《闇の掌握》⇒お馴染みの《蓄霊稲妻》《霊気拠点》パッケージを投入する、というものがあります。序盤に(黒)(黒)を必要としなくなりますので、赤に寄せることで《チャンドラ》や《ピア・ナラーとキラン・ナラー》を適正ターンにプレイできないリスクを下げることができます。

 なお、その場合に《密輸人の回転翼機》を出された時は、次のターンに《経験豊富な操縦士》や《模範操縦士、デパラ》を追加される可能性がありますので、(可能であれば)《霊気拠点》からプレイするようにして下さい。



◆ 「1マナスペルの可否」

Q:1マナパンプスペルは必要か?


 結論としては「アグロに寄せるのであれば必要」になります。

 ご検討の《撃砕確約》などのパンプスペルは、主に「高速アグロ」デッキが用いるもので、このデッキはミッドレンジより、かつ点での瞬間火力ではなく面での継続攻撃を意図されているので現状では必要ないという印象を受けました。


 ただ、仮にアグロに寄せられるのであれば・・・

 《衰滅》《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》はコントロール向けのカードかと思いますので、抜いてしまって宜しいでしょう。

 《衰滅》は実戦中12回プレイ、特に対アグロでの後手と「まさかクリーチャーデッキから《衰滅》が飛んでくるとは思われない」という奇襲効果もあり、直接の勝因となることもあったのですが、同等以上に「次の攻め手が欲しい時に手札に《衰滅》」というケースがありました。また、

 《氷の中の存在》や《ゲトの裏切り者、カリタス》など、厄介なタフネス4以上のクリーチャーを倒すために単体除去として打つ場面もありましたので、例えば《集団的抵抗》ならばよりアグロプランにハマるのではないでしょうか。


 最後に、

 アグロとして考えた場合にですが、デッキの特徴でもあった《無謀な炎織り》《武器作り狂》、残念ながらこの2枚はパワー不足を感じました。


 総じて、「自身にアタック能力がない」ことがマイナス でしたね。

 

(。-∀-):「《無謀な炎織り》⇒《武器作り狂》!、2点本体!!」

(-ω-●):「《森の代言者》。で、どうする…?」


 このような展開が多かったです(-ω-;)

 特に、《無謀な炎織り》はマナカーブの中でキャストしたいターンがなく、第2ターンにキャストできれば1番良いのですが、ダメージ効率として《屑鉄場のたかり屋》や《密輸人の回転翼機》があればそちらを先にキャストしますし、3マナ以降には優秀なカードが控えていましたので。


 今回は以上になります。

 ご覧頂きありがとうございました(*_ _)


百人組手の人





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