それでは、考察を始めていきましょう。
主様から何点かのご依頼を頂いておりましたので、そちらを中心に見ていきます。
◆ 「手札が揃わない時が厳しい」
(-ω-●):「いい手札が来ないと勝てないのはコントロールに限らずだよね…」
φ(-_☆):「確かにそうだけど、青黒は手札事故を回避するのに長けている色なのだよ?」
φ(-_☆):「=ドローを強化するっていう話になるんだけど、次の「ドローの選別」と内容が重なるから、詳しくはそこで」
◆ 「土地の枚数(27枚?)」
φ(-_☆):「結論から先に言うと26枚でいい」
φ(-_☆):「土地を入れすぎると今度はマナフラッドで負けてしまうからね、必要だから土地を多く入れているだけで、できれば少ないにこしたことはないんだ」
φ(-_☆):「というより、このデッキは少し重すぎたんだよね」
φ(-_☆):「5マナ以上のカードが7枚、4マナ以上まで広げると13枚。こうなると重いカードばかり引いて負けてしまうケースも出てくる」
φ(-_☆):「だから「マナコストを軽くして土地26枚」を奨めるけど、そうなると=「フィニッシャーの選別」になるからこちらも詳しくはそこで」
◆ 「フィニッシャー・除去・ドローの選別」
φ(-_☆):「はじめにドローから見ていくよ」
● ドロー
φ(-_☆):「まず、ドロー枠に分類してはいるけど《時間の把握》はドローじゃないんだよね」
(。-∀-):「ほえ!?」
φ(-_☆):「やっていることは「カードを1枚使って1枚引く」だけで手札は増えていないからね。だからこのデッキのドロースペルは実質3枚の《天才の片鱗》のみ、若干少ないようにも感じるから追加の候補としては・・・」
φ(-_☆):「まずは《骨読み》」
φ(-_☆):「『グリクシス』をテストした時に使ったけど感触が良かったし、《苦渋の破棄》が使える『エスパー』ならタップアウトが肯定されるからより安全に使える。ライフルーズに抵抗があるならまずは1枚から試してみたらいいね」
φ(-_☆):「次に《疑惑の裏付け》」
φ(-_☆):「このカードは最後のドロー&最後のカウンター枠として兼用で使える。重たいから複数枚は入れたくはないけど、マナコストに見合った効果はあると思うし、1枚挿しておくといい仕事をするよ(&《奔流の機械巨人》)」
(*-ω-):「一押しですよね!」
(-ω-●):「「心へし折り用だ」って悪そうに笑ってたよ…」
φ(-_☆):「最後に《研究室の捜索》」
φ(-_☆):「このカードも重たいけど、意外と昂揚して4マナで3枚引ける」
φ(-_☆):「このあたりから自分に合ったカードを見つければいいんじゃないかな」
● 除去
φ(-_☆):「まず《闇の掌握》と《苦渋の破棄》は最大投入したい」
φ(-_☆):「『エスパー』が使える最高の除去呪文だし、元のデッキだと《闇の掌握》が2枚だったけど、(黒)(黒)が出せるマナベースを調整して是非3枚入れたいね」
φ(-_☆):「次に《神聖な協力》」
φ(-_☆):「2マナ除去&ライフゲインが有り難いから2枚ぐらいは入れたい。ただ、面で攻めて来る相手に効きにくいこともあるから、3枚目を入れるかは要検討」
φ(-_☆):「最後に3マナ除去《空鯨捕りの一撃》《殺害》《本質の摘出》から適量」
φ(-_☆):「まぁ最後数枚に何を入れるかも好みだよね。もちろん《石の宣告》でも《ギデオンの叱責》でもいいと思うし、自分に合ったスペルを選択することだよ」
● フィニッシャー
φ(-_☆):「今回使ったカードを強かった順に並べて見ようか」
φ(-_☆):「まずは《秘密の探究者、ジェイス》と《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》」
φ(-_☆):「この2枚は別格、『青黒系コントロール』はこの2枚から始まると言っても過言ではない」
φ(-_☆):「次いで《死の宿敵、ソリン》」
φ(-_☆):「3枚目の《ジェイス》枠。できれば入れたくないんだけどね」
(-ω-●):「え…」
φ(-_☆):「重いんだよ。たださすがに生き残ればそれだけで勝てるカードだし、ソリン砲でPWを撃ち落とすこともできるから外せない」
φ(-_☆):「次が《最後の望み、リリアナ》と《奔流の機械巨人》」
φ(-_☆):「この2枚は、フィニッシャーと言うよりもフィニッシャーにもなれるサポーターみたいな感じかな。《リリアナ》もできれば入れたくないんだけどね」
(-ω-●):「えええ…」
φ(-_☆):「「3T《リリアナ》」は確かに強力だけど、そういう勝ち筋を目指すデッキではないからね。中盤に引くと役に立たないこともあるし…ただ、それを補って余りあるぐらいに強いから入れるけど」
φ(-_☆):「最後に《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》《大天使アヴァシン》《輪の信奉者》」
φ(-_☆):「ここはほとんど互角。個人的には《大天使アヴァシン》が僅かに勝っているような気もするけど、このあたりはなくても戦える枠」
φ(-_☆):「とりあえず、《ジェイス》《ニクシリス》《ソリン》《リリアナ》《奔流の機械巨人》の5枚から考えていけばいいんじゃないかな。フィニッシャーが多すぎると重たくなるし、毎ターン叩きつけていくのはミッドレンジのスタイルだからね。1枚で勝つのがコントロールの真骨頂(キラーン)」
(-ω-●):「なんか1枚忘れられている気がするけど…」
◆ 「コントロールのプレイング」
φ(-_☆):「これは難しい質問だねぇ」
φ(-_☆):「人によって考え方が違うから、心掛けていることを書いていこうか」
1.「勝つプランを考えること」
φ(-_☆):「「どうやって勝つのか」は常に考えているね」
φ(-_☆):「《リリアナ》の奥義で決めるのか、《ギデオン》や《アヴァシン》でビートダウンするのか、《ジェイス》や《ニクシリス》のアドバンテージで勝つのか…それによって何をカウンターして何を通すのかも変わるから」
φ(-_☆):「関連してだけど、あまり時計を止めないほうがいい」
φ(-_☆):「「カウンターを持っている」って申告するようなものだからね、できるだけ予測しておいてあらかじめ行動を決めておく。ノータイムでスルーしていると、持っていないと思った相手がキーカードをプレイしてくれるかもしれないからね」
2.「何で負けるのかを考えること」
φ(-_☆):「1の逆だね」
φ(-_☆):「通したら1枚で負けうるカードもあるから・・・PWが代表例だよね、だからカウンターはできるだけPWに差し向けるようにしたい。『エスパー』だと《苦渋の破棄》で負担を軽減できるのがいいね」
φ(-_☆):「あと、たまに時計を止めてもいい」
φ(-_☆):「持っていない時に止めると、持っていると思った相手がキーカードを温存してくれるかもしれない。このあたりのブラフ合戦は青の醍醐味だね」
((*-ω-):「(注)やりすぎはダメですよ!」)
3.「迷ったら構えること」
φ(-_☆):「受けるデッキだから、負けないことを優先で考える」
φ(-_☆):「カウンターがなかったとしても手札は見えないから、《島》が立っているだけで相手は嫌なものなんだよ。特に4・5ターン目を不用意にタップアウトするのは危ない」
(。-∀-):「《ギデオン》出して通ったら勝ちじゃん!?」
φ(-_☆):「それで勝ったとしても、コントロールの勝ち方じゃないからね。叩きつけて相手に回答がなかった勝ち、っていう戦い方ならアグロのほうがずっと強いよ」
4.「最後まで諦めないこと」
φ(-_☆):「ライフが0になるか、山札がなくなるまではまだ負けていないからね」
φ(-_☆):「MDは投了が早いプレイヤーが多い印象があるけど、「3T《リリアナ)⇒4T《ギデオン》」と着地されて勝ったことがあるし、絶体絶命でも相手が何かを警戒してアタックしないこともあるかもしれない。粘り腰は大事」
5.「ゲームを楽しむこと」
φ(-_☆):「マジックは理不尽だから、とんでもない引きを連発されたり、いきなりメタカードが飛んできたり、時には嫌がらせされたりするかもしれないけど・・・苛々しないでどんな状況でも楽しむようにしているよ。面白いからコントロールを使っているわけだからね」
(*-ω-):「これ大事ですよね~」
φ(-_☆):「逆に言えば、コントロール同系になった時に「面倒だな」って思うなら性格的には向いていないかもしれないね。コントロール同系戦こそ1番面白い、コントロールの華だから」
φ(-_☆):「PTカラデシュの決勝みたいに、巧いプレイヤー同士のコントロール対決は本当に白熱したいいゲームになるんだ」
φ(-_☆):「ゲーム1は「ディスカードするなら…」とRomao選手が《燻蒸》を唱えた一瞬の隙を八十岡選手が見逃さず、カウンター合戦⇒返すターンにすかさず《奔流の機械巨人》と2体の《さまよう噴気孔》でアタックを仕掛けた時には痺れたプレイヤーも多いだろう?ゲーム2は・・・」
(-ω-●):「長くなりそうなのでこの辺で…」
(。-∀-):「《非実体化》の話は!?」
・・・そちらについては後日詳しくお話し致しましょう。
最後までご覧頂き、ありがとうございました(*_ _)
百人組手の人
2コメント
2016.11.11 14:30
2016.11.11 10:40