第弐回百人組手杯:順位&リスト


 【第弐回百人組手杯】の結果&優勝インタビューになります。



◆ 大会結果


・形式 :「スイスドロー4回戦 ⇒ トップ4によるシングルエリミネーション」

・OMW:対戦相手のマッチ取得率

・GW :自身のゲーム取得率



◆ デッキリスト(&使用者コメント)


● Spicy / 優勝

 CIP能力を持ったクリーチャーを《ムラーサの胎動》や《本質の変転》で使い回しつつ、盤面をコントロールしていくデッキです。


● terra / 準優勝

 《アクロスでの武勇》を中核にしたトークンデッキです。

 思った以上に《嘲笑+負傷》と《スラムの巧技》が活躍してくれました。横に並べて押し潰すのがコンセプトですが、4マナ以上のカードを2枚通さなきゃいけないのでパーミッションには辛いです。新カードなのでとりあえず入れていた《信義の神オケチラ》は《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》と交代か?


● mao / トップ4


● yamame / トップ4


● jester

 純正フラッシュだと機体を受けられないから《悲劇的な傲慢》にフォーカスした感じです。

 初戦で純正とミラーになって敗れています(OMPでSE残れず)。


● oriku

 《秘蔵の縫合体》を墓地に置くことができるか、4・5ターン目に《膨らんだ意識曲げ》を出せるかで大きく勝敗が傾きます。手札を捨てまくるので何処かでガス欠すると厳しくなりますね。土地ベースが全然揃ってないのと、除去もアンバランスなのでそこもカードを揃えていきたいです。


● achtzehn

  本スレで「赤試練弱い」とボロクソだったのに枕を濡らした雪辱として使用。

 61枚なのは単に抜くべきカードがわからなかっただけ。

 横並びに弱すぎたので、折角果敢なんだし次は《光輝の炎》を差す予定。


● amaransneak

 《巻きつき蛇》をベースに、収斂クリーチャー2種を使いたくて白を加えた3色にしたデッキ。

 本当は除去コン的なのが好きなんですが、「アモンケット」後に組んだコントロールが全然勝てなかったので前から使っていたこのデッキを持ち込みました(;´∀`)


● Sai

 成績は1-3でした;

 《本質の散乱》2・《執念》1のあたりに迷いがあります。ちょうどビデオマッチでやっていたように、《密輸人の回転翼機》をタップし続けていると強い気がするデッキ。横並びアグロに滅法弱いとか、タフネス1が多いせいで一部のカードが滅法刺さるとかで、今回悲しみを背負いました・・・


● MDULS

 ほぼ「カラデシュ」+「アモンケット」限定構築です。

 次参加出来るならもう少しカードを増やしておきます。


● ytemperance

 『ナヤ人間』だったのがアモンケットのカード入れてくうちに緑が抜けて督励警戒デッキになっていました。多分そのうち白単になると思います、生物もだけど土地とスペルの練りこみが全然足りなかったなぁ。


● tami

 サイクリング+リアニメイトデッキですが・・・弱かった。



◆ メタゲーム


■ 「機体&ゾンビの不在」

 環境のトップメタと予想されていた『マルドゥ機体』は1人もおらず、また前日のプロツアーで活躍しており、1人ぐらいは持ち込む方がいるのでは?と思っていた『黒系ゾンビ』もゼロ。皆さんオリジナリティ溢れるデッキを持ち込んでおられるのが印象的でした。



■ 「アグロ対策の充実」

 『機体』『ゾンビ』の不在要因として挙げられるのが、皆さんのアグロ意識です。

 トップ4を見てみましても、Spicy選手は《ムラーサの胎動》・yamame選手は《第四橋をうろつく者》・mao選手は《マグマのしぶき》3枚を含む単体除去を10枚用意するなど、アグロ対策をしっかり採ってきており、今回アグロは「選ぶ側ではなく止める側」だったということでしょう。

 


■ 「フェアデッキの苦戦」

 アグロ対策の割を食ってしまったのが、いわゆるフェア系のアグレッシブなデッキです。

 『アブザンミッドレンジ』『赤緑ミッドレンジ』『ボロス人間』など、愚直に攻撃していくデッキは対策の波に飲まれてしまったようで、上位に進出したのは《超常的耐久力》によるリカバリー・《嘲笑》による一撃必殺、などの対策を掻い潜ることができる+@ギミックを搭載したデッキでした。



◆ 優勝インタビュー


■(*-ω-)「大激戦の準決勝について」(vs yamame)


Spicy:「yamameさんのデッキはスライのようなスピーディさを持ちながら、コントロールに対しても耐性がありました。こちらが1ターン目タップイン土地、運が良くて2ターン目に《エルフの幻想家》・・といった低調なスタートなのに対し、あちらは1ターン目に《戦慄の放浪者》《茨弓の射手》、2ターン目に《屑鉄場のたかり屋》といったクロックが高く除去にも強いクリーチャーがテンポよく現れるので、《反射魔道士》《ムラーサの胎動》《実地研究者、タミヨウ》などで時間稼ぎができなければ、まず押し切られてしまいます(2戦目の敗因です)」


Spicy:「1つポイントだったのは、「《悲劇的な傲慢》や《保護者、リンヴァーラ》を越えられるかどうか」だったと思います。①戦目は時間を稼ぎ、《悲劇的な傲慢》&《リンヴァーラ》が決まってコントロールの勝ち、②戦目は《茨弓の射手》に対して出した《エルフの幻想家》を《第四橋をうろつく者》でテンポプレイされ、そのまま速攻が決まってあちら側の勝ち」


Spicy:「③戦目は《悲劇的な傲慢》 ⇒ 《リンヴァーラ》を出すも、yamameさんは《密輸人の回転翼機》+《超常的耐久力》で突破し、さらに《屑鉄場のたかり屋》を復活。こちらは《束縛なきテレパス、ジェイス》が生き残り、《悲劇的な傲慢》をフラッシュバックしたものの残りライフは5以下。なんとか《ムラーサの胎動》を引き当て《リンヴァーラ》を回収しキャスト ⇒ 《奔流の機械巨人》+《ムラーサの胎動》で大量ライフゲインしたところで勝負ありでした」


Spicy:「終わった後、yamameさんから「ジェイスを落としてたら勝てたのか・・?」というメッセージがあったので、相手のPW or 本体の判断が難しかったのだと思います。それぐらい『黒単アグロ』の攻撃は激しく、かなり緊迫したゲームになっていました」



■(*-ω-)「デッキ&カード選択について」


Spicy:「このデッキは前回使用した『スゥルタイコン』の原型で、①もともとこのデッキで遊ぶのが好きで「イニストラードを覆う影」の頃から使っていて使い慣れていたこと、②メタに合っていそうだった、という2つの理由から今回使ってみました」


●《種子の守護者》

Spicy:「あまり見かけないカードかもしれませんが、多くのアグレッシブなクリーチャーに対して強く、なおかつ死亡誘発能力が長期戦やLOデッキに対しても強いことから、(ダブルシンボルというデメリットはありますが)2枚入れています。役目を果たして墓地へ落ちてしまった《エルフの幻想家》《反射魔道士》などが増えれば増えるほど、このトークンが強化されます」



●《本質の変転》

Spicy:「自分のクリーチャーが戦場に出ていなければならないという条件があるものの、①相手の除去をかわせる、②疑似警戒を付与できる、③たった1マナ、④CIPクリーチャーの強力な能力をインスタントタイミングで使い回せる…と、序盤から終盤にかけて小回りの利くカードなので3枚入れています」



●《もう一人の自分》

Spicy:「アグロに対しては《反射魔道士》や《種子の守護者》を複製して守りの手を増やすことができます。また、コントロールやパーミッションに対しては打ち消されない能力が強く、単体除去の少ないこのデッキでは、相手の優秀な中型~大型生物のサイズを上回ったうえでコピーすることで盤面を制圧でき、弱点を補ってくれるので入れています。ブリンクとも相性がいいですね」


 Spicy選手、ありがとうございました(*-ω-)


 次回の開催は6月中旬を予定しております。

 皆さん是非また参加して下さいね!

 それではお疲れ様でした(*_ _)


Cameraman / johnhissi

Organizer / 百人組手の人

Magic Duels 百人組手

マジックデュエルズ実践ブログ

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