それでは、はじめていきましょう。
(※)結果につきましてはこちら
- 考察 -
まずは、敗因分析です。
(1)「エンチャント」への依存
《スフィンクスの後見》(と《熱病の幻視》)ですね。
できれば《スフィンクスの後見》、最低でも《熱病の幻視》、このどちらかは序盤に貼れないと苦しい戦いを強いられ、ざっくり言ってしまえば「《スフィンクスの後見》を序盤に貼れれば勝つ、貼れなければ負ける」というピーキーなデッキになっていました。中盤以降に貼れたとしても【LO】という事情から勝ちに至るまでには時間がかかりますので、劣勢を跳ね返してまで勝つことは難しかったように思います。そうなると、やはり安定はしませんよね(-ω-;)
(2)ボードコントロールの欠如
《霊魂波》と《癇しゃく》だけでは少々厳しかったようです。
対【アグロ】においてそれが顕著に現れ、「《スフィンクスの後見》を序盤に貼りながら負ける」という本来必勝パターンからの取りこぼしを招いたのもこちらが要因になるでしょうか。また、カウンターもありませんので「相手の主力スペルに対してノーガード」であることも痛かったですね。
- 注目(疑問)-
(1)《テレパスの才能》
LO御用達?のカード、ではあるのですが私自身は懐疑的です。
というのも、このカードをトドメに使えるぐらいの余裕があるのであればそもそも勝てる状況のような気が致しますし、実際の用法としては劣勢の中「運を天に任せて現状を打開するカードが入っていることを祈りながら打つ」ことが多いと思われるのですが…「相手のデッキにその状況を打開できるカードが入っていて、それが都合良く上7枚に含まれている」確率ってかなり低いと思いません(*・ω.)?
逼迫した状況の中、外した場合には即敗北するぐらいのテンポロスを負うことになりますので、割りに合っていないように思いました(実戦でも何度か打ちましたが「全て外し」敗れました)。使われたら鬱陶しいカードではあるのですけどね(-ω-;)
(2)《熱病の幻視》
実戦前の注目カード。
前評判通りの活躍を見せていたのですが、今回のような他にほとんどダメージソースを持たないデッキですと「2点ダメージを飛ばす」効果があってないようなものになってしまうのが玉に瑕でしたね。【アグロ】相手には逆にリソースを供給してしまうこともありますので、やはり【青赤果敢】のようなアグレッシブなデッキでこそ真価を発揮するのではないでしょうか。
- 調整(案)-
では、恐縮ながら調整(案)を。
今回は候補を挙げていく形でお話ししたいと思います。
ポイントとしては2つ、①「LO以外のゲームプラン」と②「ボードコントロールの強化」ですね!
● 候補
・out 4《回収ドローン》
・in 4《傲慢な新生子》
いずれも「マッドネス」エンジンを担当するクリーチャー。
戦闘面での期待はチャンプブロック程度のものですので、であれば《回収ドローン》より能動的にカードを捨てることができる《傲慢な新生子》のほうが宜しいのではないでしょうか?現状ですと、実は4T目まで《癇しゃく》を自力で「マッドネス」できる手段もないですし、中盤以降でも余剰な土地と引き換えにすぐにカードを引けるというのは良いと思います。
・《焦熱の衝動》
上に関連しまして、【アグロ】対策ならこの1枚。
現状ですと【アグロ】の初動を抑えるカードが不足しているように感じました。1マナと軽いので《霊魂波》のコピー先としても使い勝手は良く、僅か4マナで小型クリーチャーを2体処理することができます。
・「X火力」
赤の嗜み「X火力」です。
あまり多く入れすぎると嵩張るのですが、1~2枚差しておくと現状対処が難しい中型以上のクリーチャーへの対策となりますし、《癇しゃく》・《熱病の幻視》などと合わせて「プレイヤーのライフを削る」という第2のゲームプランが取れるようになります。
《巨人の陥落》・《残虐無道の猛火》であれば大型クリーチャーと本体、《とどろく雷鳴》であれば小型クリーチャーを複数、といった具合にそれぞれに射程がありますのでどれを採用するかは悩ましいところなのですが…「マッドネス」シナジーもあることですし、まずは《アヴァシンの裁き》を試してみたいですね(。-∀-)b
・「カウンター」
φ(-_☆):「 カウンターこそ至高(ゴゴゴ)」
(*-ω-):「性格悪いのダメですよ!」
「X火力」が赤の嗜みならこちらは青の嗜み。
ボードコントロール能力に乏しいデッキですのでここぞという場面を水際で食い止めるべく、また《スフィンクスの後見》を守ることもできますので数枚入れておいても宜しいでしょう。《風への散乱》であれば「ライフを削る」ゲームプランをサポートすることもできますね。
・「PW」
色とコンセプトが合うPWは2体。
主様は理由があって投入しなかったということでしたが、《秘密の解明者、ジェイス》・《炎呼び、チャンドラ》ともに制圧力が高いPWですので、単体カードパワーの弱さを補ってくれるのではないでしょうか。特に《炎呼び、チャンドラ》は、「+1」の打点・「0」のドロー、「-X」の全体ダメージと全ての能力がまさにこのデッキが必要としている部分ですので入れない手はないでしょう!
…色々候補をあげていきましたが、抜くカードとしては効果が不安定な《テレパスの才能》、時間を稼ぐだけで直接的には何もしない《ただの風》や《乱動の握撃》といったカードが宜しいでしょう。これらの枚数を減らしてボードコントロール面を強化すれば、《スフィンクスの後見》が引けない時でも【青赤コントロール】として立ち回ることができるようになるのではないでしょうか。
Reportは以上になります。
今回は残念な結果となりましたが、宜しければまた持ち込んでみて下さい。
面白いデッキ待ってます(。-∀-)b!
φ(-_☆):「同じカードは最大でも4枚までしか入れられない。
だから1枚のカードに依存するのは良くないってことだね。」
ではでは、ありがとうございました(*-ω-)
百人組手の人
2コメント
2016.06.22 13:40
2016.06.21 22:51