第6回:緑単怒声ランプ③(考察)

 それでは、はじめていきましょう。

 (※)結果につきましてはこちら



- 考察 -

まずは、敗因分析です。

(1)ボードコントロールカードがない


 最大の敗因はこちらでしょう。

 「潔い」と言えばそうなのですが、危険なカードが跋扈している現環境で受けるカードが全くないというのは厳しいものがありました。相手への干渉手段がない=「強いカードを出される」とそのまま負けることになります。先手後手勝率で2割ほどの開きが出ているのもそれが理由で、ライフゲインカードでお茶を濁しているとはいえ、先に展開される⇒体制が整った頃に大勢が決しているというのが主な負けパターンでしたね。



- 注目 -

(?)《ジャディの横枝》

 今回の懐疑的なカードです。

 役割は【アグロ】対策になるのですが…【アグロ】は現環境で4割弱、裏を返せば残りの6割強のデッキ相手にはほとんど役に立ちません。また、現行の【アグロ】にはこのカードを乗り越える手段も多いのでブロッカーとしてもあまり信頼はできず、「土地が場に出るたびに1点ライフを得る」効果だけでは【アグロ】対策としても心許ない印象。



(1)《ニッサの天啓》

 今回の注目カード。

 実戦前は「《ロウクスのやっかいもの》でも捲れればいいなぁ(*-ω-)」と思っていたのですが、毎回のように《板金鎧の破壊屋》が捲れるというゴッドラックを発揮、「《ニッサの天啓》⇒《板金鎧の破壊屋》⇒《原初の怒声》」という動きが主な勝ち筋となっていました。もちろん過信は禁物なのですが、このデッキぐらい大型クリーチャーが入っていれば案外引けるものですね(。-∀-)(期待値的には何枚ぐらいあればいいのでしょうかね(*・ω.)?)



(2)《板金鎧の破壊屋》

 エースクリーチャー。

 このデッキは、実質「《板金鎧の破壊屋》と《原初の怒声》の2枚コンボ」であると言ってしまってもいいかもしれません。「トランプル」を持つことから相手ブロッカーを気にすることなく、また「呪禁」を持つことから相手の除去を気にすることなく《原初の怒声》を放つことができます。単体でも1体場に出れば戦況を変えるだけの力がありますし、デッキにマストな1枚でしょう。



- 調整(案)-

(。-∀-):「わかってるな、ブラザー?」

(-ω-●):「オーケー、もちろんだ。」


 それでは恐縮ながら調整案を。

 まずは「ボードコントロール」を…という話になると思うのですが、無色ならば《歪める輝き》、白ならば《石の宣告》といった具合に色を足せばいくらでもボードコントロールカードを積むことはできます。ですが、そうするとこのデッキの売りである《原初の怒声》の魅力が薄れてしまいますので、今回は【《原初の怒声》コンボデッキ】と見立て、コンセプト通りに調整を考えていきたいと思います。


 今回の実戦の中で「《原初の怒声》が手札にあるのにクリーチャーのアタックが通らず決められない」ことが何度かありました。「トランプル」を持つクリーチャー…《板金鎧の破壊屋》が理想ではあるのですが、手札に揃わないことももちろんありますので別の角度からも決められるように考えてみましょう。つまりは…

 

● いかにして《原初の怒声》を通すか 

 ですね(。-∀-)b


《ウルヴェンワルドのハイドラ》&《ならず者の道》

 すり抜けるアプローチです。

 《ウルヴェンワルドのハイドラ》の能力は「土地なら何でも」サーチしてくることが出来ますので、《ならず者の道》をサーチ⇒「アンブロック」効果から《原初の怒声》を叩き込むプランですね。《ウルヴェンワルドのハイドラ》の「土地の枚数を参照する」能力は【ランプ】デッキと相性が良く、地味に「到達」を持っておりますので僅かながら飛行対策にもなります。森が少し減ってしまいますが、数枚であれば特に問題ないでしょう(。-∀-)



・《大自然の反撃》

 こちらは叩きこむアプローチ。

 《大自然の反撃》の「ブロック強制」効果を囮に本命のクリーチャーの攻撃を通しに行くプラン。2マナと軽くインスタントである点もポイントで、時と場合に応じて相手のクリーチャーに対処すると言ったようなボードコントロールとしての用法も期待できるかもしれません。クリーチャーゼロの状況から「《大自然の反撃》⇒《原初の怒声》」で一気にゲームを決めれば超イケメン(*-ω-)!

 私自身も使用したことはありませんので効果の程は半信半疑なところもありますが、是非1度試してみて頂きたい1枚ですね(。-∀-)



● 微調整

 続きまして微調整です。ポイントは、①「苦手な【アグロ】対策」と②「《原初の怒声》を引く確率をあげる」ことで、いくつか候補を挙げていきたいと思います。

・《死天狗茸の栽培者》

 「2T《死天狗茸の栽培者》⇒3T《爆発的植生》」という動きから「1T早く7マナに到達」することができます。こちらの速度をあげるというアプローチ。


・《森の代言者》

 2/3というサイズから序盤のアグロ受けが期待でき、《爆発的植生》があるこのデッキであれば「4T目に4/5警戒」になることも可能、攻防一体の良いクリーチャーですよね(。-∀-)


・《不屈の追跡者》

 「調査」能力から《原初の怒声》《板金鎧の破壊屋》といったキーカードを引く確率をあげることができ、豊富に投入されているランプスペルとの相性も〇。本人が戦闘しても強いという超優良カード。


 以上、月並みなカードになりましたが《森の代言者》《不屈の追跡者》コンビは緑の強さを象徴づけているカードで、個人的には「2T《森の代言者》⇒3T《不屈の追跡者》」をスムーズに受けられることが現環境での生存条件だと思っているぐらいです(-ω-;)



 今回のReportは以上になります。

 受けを犠牲にただひたすらに一撃必殺を狙うという緑々しいデッキ、【コンボ】デッキや大ダメージが好きな方は是非プレイされてみて下さい。相手のライフを一撃で0にする瞬間は快感を得られること間違いないでしょう(。-∀-)

  

(。-∀-):「《オムナス》とトークン数体を踏み潰したゲームあったよね?(13戦目)」

(*-ω-):「画像撮っておけばよかった!」


 ではでは、ありがとうございました(*_ _)

百人組手の人

Magic Duels 百人組手

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