第7回:白黒赤同盟者③(考察)

 それでは、はじめていきましょう。

 (※)結果につきましてはこちら



- 考察 -

 まずは、敗因分析です。


(1)カードが弱い


 対戦前の懸念通りになってしまいました。

 単体だとただの2/2や1/1といったカードも多く、攻めるにしろ守るにしろ中途半端になってしまった印象。また、同盟者を揃えたところで得られる効果は「ライフの増減」に留まりますので、カードパワーを犠牲にしている割にはリターンとしても物足りないですね。



(2)アンシナジー


 シナジーとして疑問符がつくカードがいくつかありました。

 単体カードが弱い上にシナジーとしてもマイナス…となれば勝ち切るのは難しくなってしまいますね、疑問に感じたカードをいくつか見ていきたいと思います。



(?)《穢れた療法》

(-ω-●):「コレ毎回のように引くんだよね…」

φ(-_☆):「おめでとう」


 1度も使用しなかったカードです。

 このカードの効果は「あなたがライフを得るなら」ではなく「対戦相手がライフを得るなら」ですので、こちらの「ライフゲイン」シナジーとは何も作用しないように思うのですが…失礼ですがもしかしてテキストを勘違いされていましたか(*・ω.)?、色々考えてみたのですが何か用法があればお教え下さい(*_ _)



(?)《エメリアへの撤退》

 こちらは使用しましたが1度も機能しなかったカード。

 まず、土地が24枚とギリギリの枚数ですので起動できたとしてもせいぜい1~2回、中盤以降のゲームで1/1クリーチャーや+1/+1修正が及ぼす影響はほんのわずかなもので、《永遠の見守り》の効果が「トークンでないクリーチャー」ですので面での強さも期待できません。

 また、《ゴーマ・ファーダの英雄》の「破壊不能」と《エメリアへの撤退》《進化する未開地》を使った3枚掛かりの全体除去耐性ですが、カードを3枚使って期待できることが除去耐性というのは寂しいですね(実戦では1度も起動できませんでした)。


 同様の「破壊不能」効果であれば…

 《大天使アヴァシン》《抗戦》、これらのカードならば1枚で得る事ができます。特に《大天使アヴァシン》はデュエルズ界ではやや過小評価を受けている印象があるのですが、ぶっ壊れカードであることは間違いないと思いますので白をやる場合はまず検討に入れて宜しいかと存じます。



(?)《コジレックの帰還》《光輝の炎》

 単体としては悪いカードではないのですが、自軍側の半数以上のクリーチャーも薙ぎ払ってしまうために相性は今一つといったところでした。コメントでありましたように《永遠の見守り》等で強化してから打てれば最良なのですが、メインターゲットである【アグロ】がそんな余裕を与えてくれるわけもなく、大体味方も巻き添えになっていましたね(-ω-●)



(?)《タズリ将軍》

 同盟軍のリーダー。

 なのですが如何せん「5マナ3/4バニラ」はパワー不足でしたね。「同盟者サーチ」能力も劇的な効果を発揮するような同盟者は存在しませんし、彼を投入する場合はやはり最低でも能力を起動できる5色を用意したいところです。3色であるこのデッキの場合は隠居という形で…。



- 注目 -

(1)《待ち伏せ隊長、ムンダ》《ドラーナの使者》

 実戦前に注目していた両カードですが、これぐらいの性能があれば単体でも十分に強く活躍してくれました。中でも《ドラーナの使者》は《岸壁安息所の吸血鬼》と並べば「2体で実質6点クロック」を刻むことが出来るため、このコンビはビートプランでの中心でしたね。



- 調整(案)-

 さて、最後に恐縮ながら調整案になります。

 従来であれば【同盟者】コンセプトに則って進めていきたいところなのですが、プレイした感想と致しまして完全同盟者コンセプトを貫いたまま百人組手の目標である「勝率6割」は難しいように感じました。可能性があるとすれば【アグロ】になると思うのですが、【アグロ】に振るのであれば今度はそれこそ【同盟者】にこだわる必要もなくなるというジレンマ(-ω-;)

 ですので、少し他からも力を借りましょう。



・《永代巡礼者、アイリ》 

 「ライフゲイン」シナジーと相性の良い1枚。

 コメントでも候補に挙がっていましたが、ライフが30点以上になればゲームエンド級の力を発揮するクリーチャーです。「2マナ2/3・接死」と単体性能も申し分なく、何気に通常レアなので2枚投入できるところも〇ですね(。-∀-)



・「PW」

 明確に勝ちにいけるカード。

 何れもカードパワーとしては申し分のない1枚ですので、全部とは言わなくとも何枚か入れておくとそれだけで粘る価値が出てきます。特に【マルドゥコントロール】プランを目指すのであれば是非投入したいカードですね。



 Reportは以上になります。

 今回は残念な結果になりましたが、カードテキストをよく見て相性の良いカードを探してみて下さい。全ての発見はそこから始まります。あっと驚く組み合わせのカードが見つかったり、「強い【同盟者】デッキが出来ましたよ!」みたいなことがあれば是非また持ち込んでみて下さいね(。-∀-)b


φ(-_☆) :「カード同士の相性を考えること。    

     引き算でも足し算でもなく、掛け算になるようにするのがいいね」 


 ではでは、ありがとうございました(*_ _)


百人組手の人

Magic Duels 百人組手

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