第8回:白青クロック②(結果)

 お待たせしました。

 それでは結果を見ていきましょう。

 (※)デッキリストにつきましてはこちら



- 対戦Report -

(。-∀-):「初手が《平地》《島》《進化する未開地》だったら何を持ってくるの?」

φ(-_☆) :「う~ん、難しい問題だねぇ」


  今回は対戦前に考えるべきことがいくつかありました。

  

 ①つ目は「色マナが1つしか確保できていない段階で《進化する未開地》で何を持ってくるか」で、3マナ域に《永遠の見守り》とカウンターという強力なカードが控えておりますので悩ましい選択です。②つ目は「《聖トラフトの祈祷》の使いどころ」、漠然とプレイしては除去されてしまうだけなので「他に手がある時は最後まで引っ張る」ととりあえず決めまして開始しました。


● 1~25戦

 「クロック&カウンター」というお手本のような動きで幸先良く5連勝、「さすがは【クロック】、心配は杞憂か?」と思ったのも束の間、そこから負けが込み始めます。その多くが「打点不足」によるもので、一転「やばい、このままではまさかの25戦KOを食らってしまう」状況に。第14戦《永遠の見守り》を2枚貼ったにも関わらず打点不足で敗れたことである決断を下します。


φ(-_★) :「このデッキの《永遠の見守り》はそこまで」

φ(-_★) :「《倒し霊》と《エルドワルの照光》はクロックになっていない」

(※)詳しくは後程


 従ってはじめの問題①の解答は《島》、(青)(青)を重視しカウンターを構えることを優先。《倒し霊》と《エルドワルの照光》は「基本クリーチャーカウントせず、(他がよほど強くない限り)2枚以上手札にあれば強い心を持ってマリガン」と決めます。


 それが功を奏したのかなんとか後半を持ち直し15勝10敗の6割で第1関門を突破!



● 26~50戦

 ここから《雷鳴のワイヴァーン》3枚体制に、打点不足が解消されることを願いつつ進めていきます。


 するとデッキが噛み合いはじめ、第30戦では《水の帳の分離》(覚醒)を打たれ負けたかと思った状況でふと横にあった手掛かりを生贄にしてみるとドローが《呪文萎れ》第31戦ではお願い《聖トラフトの祈祷》が除去されず、起死回生&薄氷の勝利を得るなど天にも味方され破竹の14連勝を記録。


 そのあとも順調に勝ち星を刻み続け、終わってみれば第2関門を22勝03敗という驚異的な戦績で突破。特に第36戦~39戦は全て3T《反射魔導士》でテンポを逆転して勝っており、「3T《反射魔導士》⇒4Tクロック(理想は《ゼンディカーの同盟者ギデオン》)」という動きを意識しながら次の関門へと向かうことに致します。



● 51~75戦

 ここから《雷鳴のワイヴァーン》⇒《倒し霊》に戻ります。


 打点への懸念が再燃しますが不安が的中、はじめの7戦で1勝しかできず先程の貯金を吐き出す格好に。第60戦では【コントロール】相手に《反射魔導士》を3枚引くなど天にも見放されはじめ、ここでまた方針を微修正。


φ(-_★) :「守ってても勝てないね」


 打点に乏しいという弱点を補うべく、多少のリスクであれば全力ビートすることを決意。その覚悟が通じたのか、次の第61戦では《トーパの自由刃》×2に先行され敗勢の中、都合良く《石の宣告》で一掃、そこから連勝して持ち直します。


 が、後半に差し掛かったところで実戦初期から幾度となく抱えていた問題=「土地が伸びない」に直面し、マナスクリューで何戦か落とし打点不足も重なって第3関門は13勝12敗、からくも勝ち越しという結果で終えることになります。


φ(-_★):「土地2枚はマリガンすべきか?」


 一瞬頭をよぎったものの、さすがにそれは余りにも弱すぎる打ち回し…順調に土地を引けることを願いつつ、手札が強ければ果敢にキープすることを再確認し最終関門へ。



● 76~100戦

 ここから《雷鳴のワイヴァーン》×2が再登板。


 打点不足が解消されるかと思いきや、ドローが全くついてきません。第2関門での奇跡的な連勝の反動なのか、マナスクリューとマナフラッドを繰り返し黒星先行。


 すでに完走は決まっているものの、このままでは「完走6割未満」という不名誉な記録も見えてきた中で「やっぱり全力ビート」方針を強く意識。打点が若干強化されたとはいえ、弱い部分は弱いままなので捲り合いは不利と判断、出来るだけ早期決着を狙うことに致します。


 その後も一進一退といった感じでしたが、ゴールが見えたところ辺りからデッキが噛み合いはじめ、第97戦で飛行クロック&《雷鳴のワイヴァーン》でビート、バウンスとカウンターで攪乱し決定的な場面で《聖トラフトの祈祷》と、ここに来てデッキのベストとも言える動きで完勝。

 

 勢いに乗ったまま迎えた第99戦では【白黒エルドラージ】と遭遇、こちらの攻め手を全て捌かれながらもライフ2点まで削りますが、《倒し霊》《エルドワルの照光》の前に立ち塞がるは《大天使アヴァシン》、地上には《変異エルドラージ》…マナが起きれば絶望的な場面でのラストドローが何と《永遠の見守り》!


 駄目の烙印を押したカード達に助けられ、最終戦も勝って最後は7連勝でフィニッシュ、通算64勝36敗と名門の血統を守り通すことができました。



- 戦績 -

 ● 1~25戦

勝率:60%(15勝10敗)


● 26~50戦

勝率:88%(22勝03敗)


● 51~75戦

勝率:52%(13勝12敗)


●76戦~100戦

勝率:56%(14勝11敗)


● 通算

勝率        :64%(64勝36敗)/100戦


対アグロ      :60%(27勝18敗)/45戦

対ミッドレンジ   :67%(22勝11敗)/33戦

対ランプ      :60%(06勝04敗)/10戦

対コントロール   :75%(09勝03敗)/12戦

◇先手勝率     :74%(34勝12敗)/46戦

◇後手勝率     :56%(30勝24敗)/54戦

(※)マリガン   :33回(37回)


(。-∀-):「おー!」

(*-ω-):「やりましたね!」

φ(-_☆):「なんとかねぇ」



- 総括 -

【 クロックの伝統は揺るがず しかし… 】


 勝率64%。

 しかしながら、色々手を尽くしながらなんとか名門【クロック】の誇りは守り通したという印象。星取りを見ても連勝と連敗が乱高下しており(=不安定)、26~50戦時の神懸かり的な連勝(23勝02敗)ゆえのこの数字ですが、体感としてはそれ以外の平均値(60%弱)がデッキ本来の実力といったところでしょうか。


 原因は明らかで、①つ目が「ダメージソース」(打点)、②つ目が「マナベース」です。特にダメージソースの問題が深刻で、【青赤クロック】と比べて火力を失った分【アグロ】耐性が下がる(約20%DOWN)のは仕方ないのですが、得意としていた遅いデッキ、対【ミッドレンジ】~【コントロール】に対しても15%ほど勝率が下がっています。


 最も顕著なのが従来【クロック】が上得意にしていた対【PWS】で、09勝07敗(勝率56%)とほとんど五分の勝負になっています。、これらは即ち「打点不足ゆえに攻め切れなかった」ことを意味しておりまして、次項でマナベースも併せ考察していきたいと思います。



 (次へ続く…)


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